業者選びに役に立つ法律・士業に関連した業者をご紹介します。

士業コンシェルジュ

厳選おすすめ5社

2019年06月07日 [FAQ]

法律相談で弁護士事務所を選ぶときの注意点を教えてください

知人との金銭トラブルについて、法律相談をしたいと考えています。
1年前に、知人に頼まれてお金を貸しました。
1年後からきっちり払うということだったので、借用書を交わしました。
しかし、1年経った現在、知人から特に支払いはなく、連絡しても「忙しいから折り返す」と言ったきり、折り返しもなく、再度連絡すると居留守を使われ、折り返しがあったと思ったら「お金の工面をしているからもう少し待ってくれ」の繰り返し。
期限から半年が経ってしまったので、もうこちらも我慢の限界で裁判を起こそうと弁護士に相談しました。
しかし、相談した弁護士が、そこまで金銭トラブルに強くないのか「もっと知人としっかり話し合った方が良い」と返されてしまいました。
ちなみに、金額は30万円です。
このような金銭トラブルは、弁護士事務所を通して裁判することは不可能なのでしょうか?
もしやってくれるならば、どのような点に気をつけた方が良いでしょうか?

回答

金の切れ目は縁の切れ目です


ここ数年、金銭トラブルは増えています。
ご相談者様の場合、借用書は交わしていますが、公証人役場で公正証書にした方がさらに良かったですね。
公正証書があれば、即日差し押さえも可能でした。
お話を聞いていると、このご友人は支払う意思がないことと、そもそも支払い能力がないように感じます。
そのため、弁護士も「当人同士で解決しなさい」ということを言ったのではないでしょうか?
裁判で勝訴しても、30万円から裁判にかかる実費と、弁護費用、着手金を支払うと、半分手元に戻れば良いくらいに考えておいた方がいいです。
それでも弁護士にお願いしたいのであれば、金銭トラブルに強い弁護士を、弁護士ドットコムなどで探すことをおすすめします。
ただ、今回の場合は、30万円という少額なので、ご自身で少額訴訟を起こした方が良いと思います。
少額訴訟であれば、1日で裁判も終わりますし、判決で勝訴さえしてしまえば、差し押さえも可能です。
ただ、いくら裁判所で判決をとっても、お金が無い人に払えと言っても払えないでしょうし、この人が他に財産を持っていれば差し押さえもできるでしょうが、あるかないかもわかりません。
ここまでを総合して、裁判するか、示談するか、よく考えた方が良いでしょう。

PageTop

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク