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2019年06月13日 [FAQ]

遺産相続の法律問題について

遺産相続の法律問題について質問です。
最近父が亡くなったのですが、特に遺言書などを残している訳ではありません。
我が家は、自慢ではありませんが、父を始め家族全員が実業家。
私も自分でビジネスをして成功していますし、兄と弟、妹も同様です。
母も、バリバリのキャリアウーマンなので、相続については皆「どうでもいい」というのが本音です。
通常の遺産相続であれば、配偶者が半分、子供達が残りを平等にということですが、全員が合意すれば、この前提を無視しても良いのでしょうか?

回答

もちろん可能です。


法律の遺産相続の分配については、あくまでも「権利」です。
通常であれば、それだけ相続する権利があるというだけなので、当然合意があれば権利を放棄することも、権利を減らすことも可能です。
遺産分割については、相続人同士が話し合い、どのように分けるか協議して決めることが大前提です。
なので、しっかりと話し合いができるならば、誰か一人が100%相続してもいいですし、みんなで平等に分けても構いません。
ただし、気をつけなければいけないのは、後々揉めないように、しっかりと法的な効力のある手続きを取っておくことです。
みなさんビジネスをされているということですが、今はいいかもしれませんがいずれビジネスで資金繰りに困ることがあるかもしれません。
そのときに、相続した分をよこせ!などとならないように、公証人役場を通じてしっかりと公正証書を作っておくか、弁護士に手続きを取ってもらうようにした方が良いでしょう。
まあ、それでも揉める時は揉めると思いますが…。
不動産や土地などを持っている場合は、評価額を算出する必要があります。
自分でもできないことはないのですが、一応プロに任せた方がいいですね。
不動産の評価は、不動産鑑定士に依頼すれば大丈夫です。
遺産の分割手続きならば弁護士、不動産の登記なら司法書士、相続税のことなら税理士に依頼するのが良いでしょう。
遺産問題というのは、法律問題の中でも揉める確率の高い問題の1つです。
揉めずに、皆で協議できるというのは、とても幸せなこと。
このままスムーズに協議ができると良いですね。

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