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2020年02月18日 [FAQ]

弁護士ではなく行政書士に依頼しても大丈夫?

交通事故を起こしてしまい、夫からは「あれだけ車の運転を反対したのに強引に免許をとって車まで購入したのだから、自分で何とかしろ」と言われてしまい、自業自得とは思いながら、事故の原因は相手側にあるのだから、何とか車の修理代以外にも、医療費や慰謝料ももらいたいと思っています。
そこで頼れる弁護士事務所を探しているのですが、インターネットで調べていると、行政書士にも交通事故問題を依頼できるようで、その方が相談料も発生しないし、費用も安そうなのでそうしようと考えているのですが、弁護士ではなく行政書士に依頼しても大丈夫でしょうか?


回答

弁護士への依頼をおすすめします。


確かにインターネットで交通事故問題を相談できるところを探していると、行政書士がヒットしますし、行政書士が取り扱いできる事例もあるわけですが、事故の状況によっては弁護士でなければできないことや、慰謝料などの額が低くなってしまうこともありますので、今回のケースであれば、最初から弁護士事務所に相談した方がいいと考えられます。
弁護士も行政書士も、法律に関する国家資格を取得している点では共通していますが、交通事故に関することにおいても、弁護士でなければできないことがたくさんあります。
交通事故の被害者に後遺症が残った場合、後遺症の程度によって等級がつけられます。
行政書士はこの後遺症の等級の申請を行うことができるため、交通事故問題を専門として行政書士がいるわけですが、後遺障害の認定がなされた後で、相手との交渉が上手くいかずに裁判に発展した場合は、弁護士でなければ被害者の代理人として交渉を継続することができませんし、保険会社との交渉でも、弁護士でなければ上手くいかないことも多くみられるため、交通事故問題で納得した結果を求める場合は、最初から弁護士を選んだ方がいいというわけです。
弁護士であれば、どのような状況になっても法律に関することならあらゆる事例について対応してもらえます。
弁護士だとすべての交渉の代理ができることから、治療が必要な被害者は、ゆっくり治療に専念することができますし、精神的な苦痛からも解放されます。
交通事故は肉体だけではなく、精神的に大きなダメージを受けるため、その負担を大きく軽減できるだけでも、弁護士を利用することには大きなメリットがあります。
保険会社との交渉も、自分で行うよりも弁護士を入れた方がスムーズにいき、損賠賠償の額も多くなる可能性が高くなります。

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