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父の癌が判明して、今度手術を受けることになって、成功率は8割以上あると医師から説明されて少しは安心できましたが、先日お見舞いで兄弟が集まって、その帰りに全員で食事をすると、遺産相続の話になりました。
私には兄二人と姉がいて、長男である兄が父と一緒に暮らしていて、その兄が父が経営する会社を継ぐことが決まっています。
私は公務員で、姉は嫁いでいますが、次男の兄も父の会社を手伝っていて、遺産相続の話は次男から出ました。
姉の旦那さんも商売をしているのですが、あまり経営が上手くいっていないようで、姉も相続の話が出ると、実は父の遺産を当てにしているとのことでした。
父は祖父から相続した不動産を複数所有していて、以前長男で次期社長の兄は父から遺言書の作成について相談されたことがあったとのことでした。
父の病気が治ったとしても、長男曰く遺言書の作成を進めるだろうということで、次男もそれなら尚更みんなの意見も聞いてまとめておいた方がいいとのことで、最も時間があると判断された私に頼れる専門家を見つけて欲しいということになりました。
私は公務員なので、これまで税理士をはじめとした士業の専門家と関わったことはないのですが、遺産相続問題はどこに相談すればいいのでしょうか？

問題が起きそうな場合は弁護士への相談をおすすめします。

遺産相続にまつわる悩みはいろいろあるわけで、分からないことは専門家に相談すれば悩みを解決できますが、相続問題は弁護士をはじめ、税理士、行政書士など様々な士業が対応しているので、どこに相談すべきか悩む方はたくさんおられます。
遺産相続問題を誰に相談すべきかどうかは、ケースによっても異なりますが、オールマイティに対応してもらえるのは弁護士ということになります。
例えば、遺言書にも自筆証書遺言や公正証書遺言など種類があって、公正証書遺言を作成しようと思っても、手続の方法が分からないという方が大半ですが、弁護士は法律のプロフェッショナルなので、作成方法はもちろん、遺言書やその他相続に関することで身内トラブルが起きても、間に入って法的にしっかり解決に導いてくれます。
遺産分割協議書を作成する場合は、税理士などでも対応可能ですが、協議でトラブルが起きた場合は、弁護士でなければ対応できない場合が多く、他の士業でもピーポイントには対応できますが、遺産の額が多かったり問題が複雑なほど、最初から弁護士に相談した方がいいでしょう。